社長BLOG

個人情報を記入して、専属の営業マンが付いてくれます。

綺麗なショールームが目の前に広がっているので、とっとと見て歩きたいのですが、ますは商談テーブルに座らされ色々ヒアリングされます。

引越する旨を伝え、家の間取り図まで書かされて、間取り図の上に、今持っている家具の模型？みたいなのを配置していきます。

多分、そのヒアリングの中でセールスの方のイメージは付いたのでしょう。

「それではショールームをご案内します。」

ソファは何色がご希望ですか？

テレビボードは何色のものをお使いですか？

フローリングの色は何色でしょうか？

白いソファが欲しいと伝えると、、

「それなら床の色がこれで、テレビボードがこういう感じで、壁紙がそういう感じなら、ソファが白はいいと思うのですが、リビングテーブルはこういったものにした方がいいかと・・・。」

（ふんふん、なるほど・・・。）

「そしてここにこんな感じの観葉植物なんて置いたらオシャレですよ！」

と先程書いたウチの間取り図を見ながら指差し確認。

（ほー、観葉植物。そんなお洒落なもの、俺の頭の片隅にもなかったぞ。。。）

「更にここに間接照明を２機程設置すると、グッと高級感がでます」

（ほー、なるほど。。。かっこよさそう♪）

気付いたら、ソファだけ買いに行ったはずなのに、ソファにリビングテーブル、間接照明に観葉植物、PCテーブルにそれに合わせた椅子、本棚までお買い物リストに。。

「それでは次はベッドルームにご案内します。」

（うわー！ちょっと待って。このままでは一家まるごと大塚家具になってしまう。そして引越資金がなくなってしまう。ベッドはニトリ。前にニトリで買った今使ってるニトリベッドでいいよ。）

「コホン。。ちょっと今日はこのあと用事があるので、ベッドはまたの機会にしようかな。」

「かしこまりました。それではこちらにご案内します。」

ショールームの最上階の奥の、窓際には契約コーナーがあって、眼下には東京湾が広がり、優雅な雰囲気が漂っていました。いかにもお金持ちそうな方が、ニコニコしながら営業マンと契約を結んでいます。

なんか合計金額250万とか、そういった声が聞こえてきて、

「すごい仕組みだ。。」

と関心した覚えがあります。

私も、20万円位のソファを買うつもりで行ったのですが、結局60万円の請求書を持った先程の営業マンさんが、目の前でニコニコしています。

（やっちまった～！）

と思いましたが、今更この奥まった最上階の窓際のセレブコーナーから抜け出るのも相当恥ずかしいので、

「うむ。カードでいいかな？」

と、限度額超えてたらどうしようとドキドキしながら、カードを渡しましたね。

でも、結局、今から思うともの凄い満足度の高い買い物でした。

私は、何でも寸前でドタバタ動くことが多いので、この大塚家具での出来事も引越の５日前。

配送が厳しいとおっしゃっていましたが、結局、事情を汲んでくれて引越に間に合わせてくれました。

以前ニトリで買ったベッドは配送に３週間かかったっけ。

そうだよね、注文入れてから、インドネシアあたりから船に乗ってくるんだから。

その物流システムがニトリの価格を実現しているわけで。。

安くていいものだけど、３週間って気持ちがさめるよな～。

結局、大塚家具のあの時ドサクサで買わされたPC用の椅子。

３年前にこのお店を作った時、資金がギリギリだったので家から会社に移動しました。

今、このブログを書いている椅子として今でも愛用しています。

たぶん、あと10年、20年使えるだろうなぁ。

座り心地も最高だし。

お店の商談スペースのお客様用の椅子は奮発していいものを購入しましたが、店長の飯島くんの座っている営業用の椅子はコストダウンのためニトリで購入しました。

大塚家具の５分の１の価格でしたが、３年間の使用で座面が傾いて、ガタガタしてます。

大塚家具のセールス氏に「お洒落ですよ！」って言われて購入した観葉植物（レプリカ）も、弊社の商談スペースに移設されています 笑

これもレプリカには見えないから、少しばかりオシャレ感のある店内内装に貢献してくれています。

ニトリの5千円で売っている、いかにも「イミテーションです！」っていう観葉植物とはやはり違いますね。

まあ、久美子氏の言う、「それは古いやり方。」というのも言わんとしていることは分かりますし、
一般の方から見れば、「IKEAや、ニトリの路線、いいんじゃない。」というのが一般論かと思いますが、、、、

大塚家具の最大の武器は、いつの間にかまとめ買いをさせる、受付→ショールーム→クロージングコーナーといった店内の仕組みであり、

「かっこいいですよ！」とアドバイスしてくれる営業マンの提案力であり、

「高かったけど、買ってよかった・」と思わせる商品力であるわけで、、、、。

それを捨て去って、「ニトリ風の気軽に入れる店」を作ることは、自分の強みを捨てることになると思うんですよね。

大塚家具がニトリ、IKEAと戦って勝てるのか？

たぶん勝てないでしょう。

彼らは安売りに特化した、「安売りのプロ」ですから。

「高価格、高品質のプロ」の大塚家具はその路線を外れるべきではなかったと、思います。

弊社の事業である「中古車業界」も、競争は激しい世界です。

「安売りのプロ。」・・・たくさんいます。

私たちの車は決して、激安ではないですが、

「BMWのプロ」

として、お客様に買ってよかった！と思ってもらえるように常に努力をしているつもりです。

最高のBMWをお客様のニーズに合わせて（少し暑苦しいかもしれませんが）、真剣にご提案していきたいと考えています。

大塚家具と違って、中古車ということで非常にリーズナブルな設定でございますので、ご安心下さい　笑

みなさまのご来店、お問い合わせ、お待ちしております！

大塚家具のような「お家騒動」にならぬよう、店長の飯島くんにはもう少しいい椅子を買ってあげて、いいものは長く使える、を実感してもらおうかな。。